琥珀の正体

琥珀(こはく)は、松や杉などに含まれる樹脂が化石になったものです。原石は曇った黄土色の固まりですが、磨くと透明な黄金色の輝きが現れます。中には紫外線を当てると青く発光するブルーアンバーと呼ばれる特別な琥珀もあります。

琥珀の中には古代の昆虫などが閉じこめられている場合もあり、これらは虫入り琥珀として珍重されます。また、静電気を帯びやすい性質を持ち、琥珀のギリシャ名「エレクトロン(太陽の石)」は電気の語源となっています。

装飾品用としては熱を加えて気泡を出すことでキラキラと輝くように加工してあるものもあります。ただしこのとき、キラキラ輝く気泡とならずに不透明な黄色の琥珀になることもあります。琥珀はとても軽いので、大きなペンダントでも首に負担がかかりません。また触った時に鉱物的なヒンヤリ感もなく、その色合いと共に、とても温かみのある天然石です。


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