観葉植物の管理と栽培がやさしくわかる

不思議草の育て方

Presents by SHINJI HONDA

不思議草の育て方のサイトへようこそ!このサイトではちょっと不思議でユニークな観葉植物の育て方のヒントと、その奥深い魅力をご紹介していきたいと思います。

個性派プランツから始める、やさしい園芸

ウサギゴケ
写真はウサギゴケ。まさに野に舞うウサギ♪

まるでペットのように可愛がれる、めくるめく不思議草の世界が、今ここに!!

不思議草を育てよう

たったひとつの観葉植物があるだけで、いつもの部屋も見違えるように潤いのある憩いの空間へと変わります。人は植物の存在なくして生きていくことはできません。人にとって植物は、見えない絆でしっかりとつながった、かけがえのないパートナーなのです。観葉植物の栽培は、ちょっとの工夫で手軽に贅沢なひとときが得られる、まさにとっておきの楽しみ。そして観葉植物の中にはひとくせもふたくせもある魅力的な植物がたくさんあります。ここでは初めての方でもポイントさえおさえておけば元気にすくすく育ってくれる観葉植物の中から、ちょっと変わった不思議な植物の紹介と、観葉植物を栽培する上での大切なポイントをやさしくひもといていきたいと思います。

観葉植物の栽培の基本

不思議草とは言っても基本的な管理は観葉植物と変わりません。そんなわけで、まずは不思議草それぞれの管理の前に、観葉植物の栽培において最低限必要なことがらをみていくことにしましょう。

用土について

活発に移動することのない植物にとって、用土はなにより大切なものです。ふつうは園芸ショップから購入したままの用土で問題ありませんが、ディスカウントショップやスーパーなどの大安売りで売られている観葉植物の用土は、ただの庭土であることも少なくないので、そうした場合は、より適切な用土に植え替えてあげましょう。植え替えは根を傷つけないように慎重に行い、種類ごとの時期に合わせて行います。多くの種類では気候の良い春に植え替えるのが安心ですが、ハエトリソウなどの休眠する植物では芽を出す前、まだ寒い時期に行うのが良いようです。ただ、いずれにしても、植物は植え替えをとても嫌います。植え替えると枯れてしまう植物もあります。不安なようでしたら最初のうちはできるだけ植物に詳しい園芸の専門店で、最初から良い用土に植えられている植物を入手した方が安心です。

観葉植物とサボテンの用土

観葉植物用の用土としては、すでに適切に配合されている用土が売られていますので、混ぜるのが面倒な時やすぐに使いたい時には重宝します。ただ、こうした用土にはパーライトやパーミキュライトのように軽い用土が混じっている場合がほとんどなので、ガジュマルやクワズイモのように植物にボリュームがある場合は安定感に欠けることがあります。そんな時はなるべく重めの用土を選ぶと良いでしょう。観葉植物用だけにこだわらず、野菜用や球根植物用の用土がしっくりくる場合もあります。逆に吊り下げる場合などはできるだけ軽い用土を選びます。サボテンや多肉植物の場合、サボテン用の用土にはたいてい砂が入っていますが、大きな鉢では砂が根を締め付けることがありますので、場合によっては球根植物用の用土などを使ってみるのも手です。実は球根植物用の用土はかなり排水性が良い物も多く、多肉植物などは、むしろサボテン用の用土で育てるよりも球根植物用の用土を用いた方がグングン育つ場合もあります。

食虫植物や洋蘭の用土

食虫植物や洋蘭を育てる場合は、よっぽどの事情がない限りはミズゴケで植えます。こういった植物は特に植え替えを嫌うものも多く、できるだけ購入の際に土に植わっているのは避けて、最初からミズゴケに植えられているのを選ぶようにすべきです。大きな鉢の場合はミズゴケだけだと通気性が悪くなる場合がありますので、そうした時には鉢の底に鹿沼土などを敷くと良いでしょう。

置き場所

ここで紹介する植物は室内で育てることを前提にしています。ですから基本的に直射日光には当てずに育てることになるでしょう。カーテン越しの柔らかい日差しが得られれば、ほとんどの植物にとって理想的な環境となります。逆に外からの光が全く入らず、天井の蛍光灯しかないとなると、日陰を好むシダですら光量不足で枯れてしまうかもしれません。野外では日陰は暗く感じますが、実際の光量は蛍光灯よりもずっと明るいのです。こうした場合、もし机の上でしたら、できるだけ明るい卓上ライトを一日8時間くらい点けておくと、観葉植物であれば、まずたいていの植物は健やかに育ってくれます。鉢が大きい場合は蛍光灯を設置できるタイプの温室があると便利です。冬場はできるだけ温かくて温度変化の少ないところに置いてあげなくてはなりませんが、そうした場合にも温室はとても役立ちます。

水やり

観葉植物やサボテンなどの場合、水は必ず用土が完全に乾いてからあげます。特に冬場は更に一週間くらい後にあげるようにしましょう。一般に植物は、水やりが少ないほど耐寒性が強くなり、同じ光量でも植物にとっては明るく感じるようになります。特にサボテンや多肉植物の場合、明るい環境であればうっかり水やりを忘れたからといって、そう簡単には枯れません。サボテンや多肉植物を枯らしてしまう原因の多くは、むしろ水のやりすぎか、うす暗い場所に置きっぱなしにしてしまったかのどちらかの場合がほとんどなのです。ただし、食虫植物などの湿地に生える植物の場合は決して水を切らさないようにします。鉢の下に受け皿を置き、そこに常に水をためておいて鉢が水を吸い上げられるようにしておきます。これを腰水と言います。観葉植物の場合でも、用土の種類によっては乾いても見た目がほとんど変わらず、うっかり気づかずに枯らしてしまうことがあります。そんな時は水分感知器が心強い味方になってくれるはずです。また、植物は葉からも水や養分を吸収しますので、時々霧吹きで葉に水をかけてあげると良いでしょう。これはシリンジと呼ばれるもので、葉についた汚れも落ちますし、植物の健康管理という意味でも大切なポイントのひとつと言えます。

肥料

植物に必要な栄養素は大きく分けて、葉をつくる窒素、花を作るリン、根を作るカリウムの三つがあります。ただ、花をつけない植物にリンが必要ないというわけではありません。窒素、リン、カリウムは植物に必要な三大栄養素と呼ばれるもので、そのどれもが植物の体の中でとても大切な働きをもっています。花の咲く植物用としてリンを多めにした肥料なども発売されていますが、観葉植物用の肥料であればだいたいどれにでも使えるでしょう。ただし、水草の場合は話が違ってきます。水草は魚と一緒に育てる場合が多いですが、この場合は窒素やリンが過剰になりがちなので、水草用の肥料は窒素とリンが控えめになっています。そのため、もし水草の入っている水槽に一般の肥料を入れてしまうと、水槽の中がコケだらけになったり、水を極端に悪くしてしまう可能性がありますので、水草には水草専用の肥料を使うようにしましょう。また、食虫植物の場合は用土のミズゴケが痛みやすいので用土に肥料をあげるのは禁物です。食虫植物に肥料をあげる場合、ツボ型の食虫植物にはツボの中に液肥を、ハエトリソウやモウセンゴケには固形肥料を適度に砕いてあげましょう。肥料をあげた葉は疲労することがあるので、全部の葉に肥料をあげるのではなく、1、2枚の葉にあげれば十分です。

観葉植物を購入する前に

このコーナーでは新しい観葉植物を手に入れる際にチェックしておきたいポイントをまとめてみたいと思います。

観葉植物の選び方

とにかく観葉植物を選ぶ際には、その株の健康状態が一番重要です。特に新芽が力強く出ているかどうかを真っ先にチェックしましょう。たとえ大きな葉が元気でも新芽が枯れているような場合は購入を見合わせるべきです。エアープランツなどはわかりづらい場合もありますので購入の際には注意しましょう。また、お店で売られている観葉植物が病気にかかっていることはまずないとは思いますが、念のため葉や茎に白い粉や黒い点がついていないか、害虫がいないか、といったところまで確認しておけば安心です。

観葉植物の価格

同じ種類の観葉植物でも、お店によって値段はまちまちです。中には何倍、何十倍も違う場合もあります。もちろん、立地場所など経営コストのかかるお店ではどうしてもコストの安いお店よりも利益を多くしないと運営できないという場合もありますが、実は多くの場合、目立たないところで価格の差が出ているのです。というわけで、これらを順に見ていくことにしましょう。

用土

植物を選ぶ際にはまず土を見てみます。たとえば洋欄や食虫植物などであればミズゴケだけに植えるのが理想的です。とはいえ、ミズゴケはとても高価なので、ホームセンターなどどえはピートモスを主体に、いくつかの用土を組み合わせて植えられている場合も見受けられます。また、見た目を美しくするために表面に化粧砂をのせたり、コケを合わせたりしても、もちろん値段は上がっていきます。このように用土の差はかなりの割合で観葉植物の価格に影響を与えています。もし安い用土に植えられている観葉植物を購入した場合は、これをそのままにしておくのは少しかわいそうですので、植え替えの時期に適切な用土に植え替えてあげましょう。

黒いビニールポットに植えられただけのものがもちろん一番安いです。ただ、野菜の苗ならともかく、観葉植物ではあまりこうした売り方をしているショップは少ないでしょう。通常はプラスチックの色とりどりの鉢に植えられているものですが、植物は鉢や用土が変わるだけで全体の美しさには雲泥の差がでます。これがよくわかるのが高価なエビネなどの場合です。これらの植物はまず鉢や用土にも気を配って造られていますので、安価な観葉植物の鉢や用土と比べてみれば一目瞭然です。もしエビネを観葉植物と同じように植え込んでしまったら、エビネに関心がない人にとってはこれに数千円もの価値があるとはとうてい思えないでしょう。このように鉢というのは観葉植物の美しさを引き立ててくれる、いわば名脇役のような存在と言えましょう。見た目を楽しむ観葉植物なればこそ、購入する際にはぜひチェックしておきたいポイントのひとつです。

サイズ

生長の遅い植物ほど、少しサイズが違うだけでも大きな差になってきます。ファームで栽培する場合、大きくなるのに時間がかかればかかるほど、その分コストがかかるからです。ストレリチアなど、花が見所でありながら花が咲くまでには何年も育てなければならない植物の場合、その数年分の時間を買うと考えれば価格の差も妥当に思えてくるのではないでしょうか。ストレリチアなどは花が咲かなくても美しい葉を楽しめますが、特に果樹などのように実がなってこそという植物の場合は、できるだけ最初から大きなものを手に入れることをオススメします。

状態

同じ大きさにみえても、株がしまっているものは高くなります。また、つぼみがついている株は、花が終わった株よりも高くなります。日が強すぎて葉がいたんだり、逆に日が弱すぎて間延びしたり、樹形のくずれたものは安くなる場合もあります。いったん持ち崩した観葉植物は専門家でもなかなか立て直すのは難しく、特に新芽に元気のない観葉植物はそのまま枯れてしまうことも多いため、たとえ安く売られていても、このような株は避けておいた方が無難です。

時期

たくさん入荷する時期には安くなり、数の少ない時期には高くなる傾向があります。また、お彼岸につかうホオズキなど、季節の行事などで、その植物が旬を迎えるころには高くなり、旬が過ぎるころには安くなります。

まとめ

これらのことから単純に植物の種類だけでは価格は比べられないのですが、ホームセンターで鉢も用土もひと揃い買ってきて自分なりのオリジナルを造るのも楽しいですし、プロの仕立てたハイセンスな逸品を手にするのも、そのまますぐに楽しめるのはもちろんのこと、そのプロの技はいずれ自分で造る際の参考にもなるでしょう。いずれにしてもピンと来た株が一番!まずは直感でお気に入りを選んでみて、そしてそれぞれの素晴らしさを状況に合わせて楽しんでいただけたらと思います。

不思議草カタログ

さぁ!いよいよ不思議草たちの登場です。この魅力的な植物たちをとくとご覧あれ♪

ミニドラゴンフルーツ

ベースボールプランツ

ガジュマル

子宝草

食虫植物

ウサギゴケ

エアープランツ

極楽鳥花

ミニ盆栽

マドカズラ

園芸用品の種類と解説

園芸用品を選ぶ際に役立つミニ知識です。

温室


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