ストロマトライト

9.化石と進化

ストロマトライトの写真と解説

ストロマトライト

学名  なし
分類  ラン藻(シアノバクテリア)などの化石からなる石灰岩
年代  先カンブリア時代(約20億年前)
産地  ミネソタ州

ストロマトライトは現在でもオーストラリアのハメリンプールなどに存在する生物の進化の歴史を物語る重要な石です。ストロマトライトはラン藻が出す粘液によって、水中を漂う砂や微生物が貼り付いて堆積物となり、出来たものです。積もった堆積物を押しのけるようにして上に伸びるラン藻と、堆積物を覆うように表面に広がるラン藻によって、ごく薄い縞模様の層がつくられます。ストロマトライトの中からは、ラン藻の化石だけではなく、様々な微生物の化石も見つかっています。