ペットショップにいる生き物の中にはあまり飼育をおすすめできない種類もいます。ここでは特に初心者の方は避けておいた方が無難な種類をいくつかご紹介します。
私たちと心を通わせてくれる動物たちはたくさんいますが、もちろん中にはそうした生活に馴染めない動物たちもいます。彼らにそうした暮らしを無理に押しつけてしまっても、お互いにとって良いことはないでしょう。厳しい野生の世界で命をかけて生き抜いてきた彼らには、それぞれの生活があります。彼らの生活を尊重しつつ、無理な飼育は避けたいものです。
ノホホンとした顔立ちと人気アニメの影響により、日本では愛らしい動物という印象が強いですが、アライグマは小動物を襲う、どう猛な食肉動物です。鳥や魚はもちろんのこと、ねこや小型犬など、ペットとして飼われている多くの動物たちも、アライグマにとってはかっこうの獲物となってしまいます。さらに、寄生虫や狂犬病などを媒介し、しかも攻撃的でよく噛みつくために被害を増やしやすい動物でもあり、ペットとしては不向きと言わざるを得ません。近年では、野生化したアライグマがニワトリなどの家畜を襲ったり農作物を食べ荒らしたりと様々な問題を起こしています。まさに「洗い熊」ならぬ「荒い熊」と呼ばれ、すっかり嫌われ者にされてしまいましたが、これも結局はアライグマを日本に持ち込んでしまったことによる人的な災厄です。人とアライグマ、お互いにとって最悪の事態になってしまっている現状は、とても残念でなりません。
ワシントン条約で保護されている動物ですが、たまに養殖されて売られていることがあります。オオトカゲは丈夫ではあるのですが、鋭い歯と強いアゴ、ナイフのようなツメ、ムチのような尾など、肉食動物としての強大な攻撃性を備えており、飼育には危険を伴います。特に歯やツメは雑菌が増殖しやすい構造になっているため、噛まれたりひっかかれたりした場合は化膿したりして大事に至りやすく、また、尾による攻撃は見た目からは想像もつかないほどの威力をもっていますので、万一、目などに当たると取り返しのつかないことになってしまいます。小さいうちはとても可愛いのですが、くれぐれも安易に飼い始めたりしないよう、気をつけましょう。
日本にも大型のサソリがペットとしてよく輸入されてきます。もちろんサソリなので毒は持っていますが、実は毒蛇のような猛毒をもつサソリは意外に少なく、ペットとして一般に輸入されるサソリも猛毒を持っているわけではありません。ですが、万が一にも逃げ出したりしたら町中が大騒ぎになることは容易に想像がつきますし、成人であれば命に別状はなくとも、幼児や赤ちゃんが刺されでもしたら、それこそ人命にかかわる一大事です。決して強い毒を持っていないからと過信せず、十分な知識と責任を持って管理する必要があるでしょう。
日本では野鳥を捕まえて飼育することは法律で禁じられています。野鳥は捕まえたりしないようにしましょう。
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