原生代(アルゴンキアン)の生き物

9.化石と進化

原生代/アルゴンキアン(先カンブリア時代)

先カンブリア時代の後期である原生代も、ラン藻類が繁栄した時代です。ラン藻類は世界中の浅い海で数十億年にも渡り、地球の酸素を作り続けてきました。やがて細胞の中に核を持つ真核生物と呼ばれる生き物が誕生し、進化は徐々にその速度を上げていきます。そして原生代も終わりに近づく頃には、スプリギナやキンベレラなどの不思議な生物の他、クラゲ類やウミエラ類も出現しました。これらの化石は世界のいくつかの場所から発見され、ロシアのベンド生物群、オーストラリアのエディアカラ生物群、南アフリカのクイビス生物群などが知られています。

キンベレラ


【原生代/アルゴンキアン】
グリパニア
グリパニア
ストロマトライト
ストロマトライト
キンベレラ
キンベレラ
原始クラゲ類
原始クラゲ類