動物

動物とは生物分類学上の動物界に属する生き物のことを指します。まずは私たちヒトを生物分類表に当てはめてみましょう。

動物界(細菌や植物と分かれます)
脊索動物門(クラゲやヒトデなどと分かれます)
脊椎動物亜門(ホヤやナメクジウオと分かれます)
有顎動物下門(ヤツメウナギと分かれます)
四肢上綱(魚類と分かれます)
哺乳綱(ココからが哺乳類!)
獣亜綱(カモノハシと分かれます)
正獣下綱(カンガルーやコアラと分かれます)
霊長目(イヌなどと分かれます)
サル亜目(キツネザルと分かれます)
サル下目(クモザルと分かれます)
ヒト上科(いわゆる類人猿の仲間です。ニホンザルなどと分かれます)
ヒト科(テナガザルと分かれます)
ヒト亜科(ボノボ、チンパン、ゴリラ、オランウータンと分かれます)
ヒト属(絶滅した猿人と分かれます)
ヒト種(絶滅した原人と分かれます)
ヒト亜種(絶滅したネアンデルタール人と分かれます)

動物は主に解剖学や分子生物学による根拠によって、数十の門に大きく分けられています。また、動物の大きな特徴のひとつとしては、他の生物を栄養として暮らしているということがあげられますが、中にはチューブワームのように深海の熱水噴出孔から湧き出る硫化水素を養分としているものもいて、その多様性は動物が持つ無限の可能性を感じさせてくれます。

【動物界を構成する門(原生動物を除く)】

・菱形動物門【中生動物門】「りょうけいどうぶつ」(二胚虫など)
・直游動物門【中生動物門】「ちょくゆうどうぶつ」(Ciliocincta)
・板形動物門【中生動物門】(センモウヒラムシ一種のみ)
・海綿動物門「かいめんどうぶつ」(カイメン)
・刺胞動物門【腔腸動物門】「しほうどうぶつ」(クラゲ、サンゴ)
・有櫛動物門「ゆうしつどうぶつ」(カブトクラゲ)
・扁形動物門「へんけいどうぶつ」(プラナリア、コウガイビル)
・曲形動物門【内肛動物門】「きょっけいどうぶつ」(スズコケムシ)
・紐形動物門「ひもがたどうぶつ」(ヒモムシなど)
・顎口動物門【袋形動物門】「がっこうどうぶつ」(顎口虫)
・腹毛動物門【袋形動物門】「ふくもうどうぶつ」(イタチムシ)
・鉤頭動物門【袋形動物門】「こうとうどうぶつ」(コウトウチュウ)
・鰓曳動物門【袋形動物門】「えらひきどうぶつ」(エラヒキムシ)
・輪形動物門【袋形動物門】「りんけいどうぶつ」(ワムシ)
・線形動物門【袋形動物門】「せんけいどうぶつ」(センチュウ)
・類線形動物門【袋形動物門】(ハリガネムシ)
・動吻動物門【袋形動物門】「どうふんどうぶつ」(キョクヒチュウ)
・胴甲動物門【袋形動物門】(コウラムシ)
・軟体動物門「なんたいどうぶつ」(タコ、貝など)
・星口動物門「ほしぐちどうぶつ」(ホシムシ)
・ユムシ動物門「ゆむしどうぶつ」(ユムシ)
・環形動物門「かんけいどうぶつ」(ゴカイ、ミミズ、ヒル)
・緩歩動物門【側節足動物門】「かんぽどうぶつ」(クマムシ)
・舌形動物門【側節足動物門】「ぜっけいどうぶつ」(シタムシ)
・有爪動物門【側節足動物門】「ゆうそうどうぶつ」(カギムシ)
・節足動物門(カブトガニ、クモ、ウミグモ、エビ、ムカデ、昆虫)
・箒虫動物門【触手動物門】「ほうきむしどうぶつ」(ホウキムシ)
・腕足動物門【触手動物門】「わんそくどうぶつ」(シャミセンガイ)
・苔虫動物門【触手動物門】「こけむしどうぶつ」(コケムシ)
・毛顎動物門「もうがくどうぶつ」(ヤムシ)
・棘皮動物門「きょくひどうぶつ」(ヒトデ、ウニ、ナマコ)
・有鬚動物門「ゆうしゅどうぶつ」(ヒゲムシ)
・半索動物門「はんさくどうぶつ」(ギボシムシ、フサカツギ)
・脊索動物門「せきさくどうぶつ」(ホヤ、ナメクジウオ、ヒト)

【関連項目】

脊椎動物
軟体動物
哺乳類
生きた化石
遺存種
熱帯魚

【関連サイト】

絶滅危機動物のお話
どうぶつ戦国武神伝