澄江生物化石群のユンナノズーンについて
学名 Yunnanozoon lividum
分類 半索動物門
ユンナノズーン(雲南虫)は澄江生物化石群からのみ知られる動物で、しばしば大量にまとまって見つかります。ハイコウエラと共に、脊椎動物への進化を探る上での重要な手がかりとして注目を集めている動物です。
見た目はハイコウエラとよく似ていますが、より大型で、ほぼ完全と思われる化石によると、長い胴の先に、頭を省略していきなり口が現れます。
ただし、ハイコウエラをユンナノズーンと同じ種類とする主張もあります。また、ユンナノズーンを半索動物に含めるのが妥当かどうかについても結論が出ていません。
この写真はハイコウエラの胸部で、ユンナノズーンやハイコウエラのほとんどの化石はこの部分だけが残っています。